人との違いについて
今まで自分の価値観を傷つけないために人とのコミュニケーションを絶っていたんだなと会社勤めするようになって気づいてきた。
自分が信じてきたことが真っ向から否定された時のショックたるや。けどそれが他の人の考えなのだ。やっと他の人の考えに目を向けられるようになった。次はそれを一度受け入れるという段階。
「頭が堅い」「頑固」「人の話をきかない」・・・・・、会社に入ってからというもの、連呼されてきた言葉。当人にはそんなつもりや意識がないから、心苦しい。
雪解けの時期。それが今なのか。人の話は聞いていたけど、自分のフィルターを通していた。こうだと信じているものに対しては結局自分のアウトプットを変えられなかった。
人とのすれ違いによって起こる摩擦、衝突。その度に傷つき、他の人の考えに目を向けざるを得なくなった。
一度、受け入れるということ。コミュニケーションの解放。
くりさんは温かい言葉をくれた。
「自分は否定しなくていい。間違いなんかない。ただ相手の意見を受け入れるだけ」
前世を高尚なお坊さんとする我が身には、とてつもなく突き刺さることば。自分を掘り続けるということが徐々にわかってきて悔しいけど嬉しい。やっと多様性の毛の先端に触れた気持ちだ。